古着用語辞典

[ ア ] 行



赤タブ etc...
[ カ ] 行



カーハート
etc...
[ サ ] 行



サドルマン
etc..
[ タ ] 行



TALON
etc...
[ ナ ] 行



猫目 etc...
[ ハ ] 行



ハウスマーク
etc...
[ マ ] 行



マチ
etc...
[ ヤ ] 行



USAF
etc...
[ ラ ] 行



ランナーズ
etc...
[ ワ ] 行



脇割り
etc...




 

 




[ ア ] 行

藍(インディゴ)
デニム地などの染色に使われる、天然の藍色染料。その語源はもともとインド産の藍が使われていた事に由来する。合成インディゴ発明後は、天然の物に取って代わり、合成が主流となっている。
アーキュエイトステッチ
リーバイス・ジーンズのバックポケットに縫い込まれた、2重の弓形ステッチの事。1973年にのちの501に初めて考案され、当初は裏地のブランケットの補強をするための物であったが、1943年にはブランドの象徴として商標登録された。年代により形が多少変化する。

赤タブ
リーバイス・ジーンズの右バックポケット横やジャケットの右ポケット横に付けられた、小さい赤いラベルを指す。これはリーバイス社により1938年に商標登録され、その赤という色、取り付けられる位置まで登録されている。1936年に501に初めて採用され1971年までは"LEVI 'S"それ以降は"Levi 's"とブランドネームが表記されるようになった。ちなみに505などオレンジタブのものもある。

赤タグ
Leeのジーンズやジャケットに付けられたブランドを表す織りネームの俗称。色によりその呼び名も代わり、Leeジーンズの年代判定要素の1つでもある。赤タグは黒地に赤字でデザインされた物。1936〜1950年代まで使用された。歴史的には、ハウスマーク・白タグの次に古く、赤タグ以降は黒タグ・黄タグと変わる。
赤耳(セルビッチ)
デニム地の両端の耳部分をいう。旧型の織機でデニム地を織る際、生地末端のホツレを無くすために付けられたもの。特にリーバイスのものは赤いステッテが付けられていることから、通称「赤耳」とよばれる。1986年に消滅するまで継続され、VINTAGEを語る上で欠かせないディテールでもある。
アクリル(Acryler)
ナイロン、ポリエステルと共に三大合成繊維と呼ばれているものです。1948年にアメリカで発表されました。特徴は、羊毛繊維に最も近い繊維をもっています。非常に軽く、ふっくらした柔らかい風合いがあり、保温性、耐熱性に優れていますが、毛玉ができやすい欠点もあります。

アコム
レア度の高いスウェットシャツのブランド。斬新奇抜なデザイン、カラーリングを得意とする。60年代頃に消滅したブランド。

アジャスターベルト
上着の腰横部分に備え付けられたベルトをいう。バックルまたはボタンを使って、体にフィットさせるよう調整させる役目を担う。
アストロノーツ
1969年にアポロ13号が,月に行った際にそのロケットの愛称がスヌーピー号であったことから,それを記してこの人形が作られた。NASAでは,現在でもスヌーピーが宇宙開発のマスコットになっている。
アタリ
VINTAGEジーンズのサイドのシーム部に見られる。独特の白い色落ちのこと。帯状のシームの裏側は洗うと内側によれ、次第に生地表面は裏面と同じ形に色落ちする。アタリ感とも言われ、古着の持ち味の一つ。
後染め
生地の段階ではなく、一度完成されたジーンズなどを後から染めること。
後付けPARKA
50年代以前の古いフードパーカに見うけられる、独特のディテール。ネックリブが施された、ノーマルなスウェットシャツへ後からフードだけを別個に取り付けている為、この様な呼び名が付いた。手間とコストが掛かり、フード一体型のパーカの登場で、後年消滅した。
ARTEX
アメリカのブランド。70年代〜80年代のスヌーピーのT-SHIRTSはこのブランドがほとんど。
アローポケット
ウエスタンシャツに多く見られるディテールで、矢の様な形になった
ポケット
イエローステッチ
黄色いステッチ。特にリーバイスでは、黄色いステッチに綿糸を使っていたので、このことを指す。XXや初期のBIG-Eでは、アーキュエイトステッチがイエローステッチだったので擦り切れやすい。
インシーム (内股シングル)
内股から裾にそっての縫い目の部分です。80年代以前のリーバイスのジーンズは全てこの部分がシングルで縫われています。この部分がダブルステッチだと比較的、新しい年代のジーンズとなります。
インチ
ジーンズのウエストやレングスを表す表示。1インチは約2.54cm。
Wabash(ウォバッシュストライプ)
1910年〜1920年代初期頃の生地で、オンスも低く紺地に白のドットで作られたストライプの生地。一説にはアメリカのインディアナ州にあるウォバッシュ川の、川の流れをイメージして作られたという。この生地を使ったワークブランドは様々で、古着市場では最も出にくいアイテムの1つ。
うち縫い
縫製技術の一つ。布地と布地を内側に巻き込ませてロック縫いするやり方。
エルボーパッチ
上着の袖に、補強の為に付けられた肘あてのこと。布で付けられることもあるが、装飾もかねて革製の物が付くこともある。

エンジニアジャケット
ワークウェアの一種で、主に屋内作業用のジャケット。動きやすい様に、衿などが省略されている。
オシュコシュビゴッシュ(OshKosh B'gosh)
オーバーオールで名高いオシュコシュが創業したのは、1885年。現在も労働者はもとより、若者・子供にも人気のブランド。
オレンジスウォッシュ
1970年代製のNIKEのタグ。スウォッシュ部分がオレンジ色になっている為、この名が付く。特にスニーカーなどは人気があり、ビンテージ価値がつくものがたくさんある。
オーシャン パシフィック
1972年、南カルフォル二アで誕生したサーフブランド。サーファーのジム・ジェンクスは着心地のよいコーデュロイショーツを考案したのをきっかけにサーファーのためのウエアを作り始める。当時のサーフィンブームは、カリフォルニアを中心にハワイ、オーストラリアと環太平洋沿岸が主流であったことから、太平洋(pacific ocean)にちなんでOCEAN PACIFICと名付けられた。
オートマチック
引き手に手を加えないとロックされるジッパー。1960年代〜1980年代製。「 TALON 42 」 など
オールインワン
ツナギのこと。ユニオンオールとも言う。


up


[ カ ] 行

カウチン
1800年代から存在するカナダのバンクーバー島にあるカウチン湖周辺に住むサリッシュ・インディアンたちの伝統的な防寒着。柄によってカナダ系、アメリカ系に分けることが出来る。ベーシックな物はカナダ系で、動物やスポーツ物はアメリカ系。
カーハート(Carhartt)
ワークウェアの老舗的メーカー。1884年家具卸売会社からスタートし、1889年から労働衣料製造を始める。創業者はハミルトン・カーハート。特に'30〜'40年代頃のカバーオール等はレア度大。
カータース(CARTER'S)
創業は1859年。今年で140年以上も続いているワークブランドのメーカー。現存するワークブランドとしては最古。アメリカを代表するワークブランド。

隠しリベット
別名コンシールリベット。外部からは見えないがバックポケットの縁を補強するために付けられたリベットをいう。VINTAGEジーンズを代表するディテールでもあり、リーバイス501は1934年に採用。1967年には完全にバーダック「カンヌキ」に変更された。

片タブ
1950年代初期以前の赤タブは、LEVI 'Sの文字が片面のみに刺繍されています。R(レジスターマーク)も付いていません。これ以後は両面タブになりパッチも革から紙に変更されます。パッチが取れている物などはこの部分で革パッチモデルという事が判別出来ます。
片ミミ
セルビッチが、片側だけにあるタイプ。Leeの101によくみられる。
片ヅメ
正式にはピンロックという。ジッパーのロック機構の一つで、引き手の付け根にあるピンをおろすことで本体をロックするもの。1940〜1950年代頃の物にによく見られた。
カッパーボタン
リーバイスのジーンズ全般によくみられる銅製のボタン。リーバイス505など防縮加工された物に多く使われている。

カバーオール
ジージャンよりも丈が長くてポケットの数も多く、より作業に適した上着。ショート丈とロング丈があるが、一般的にはロング丈の物を指す。

カムロック
ジッパーのロック機構の一つ。ピンがすり減ると、効果が減少するピンロックを改良して登場した。引き手の付け根にある突起で、ボディごと押さえる。この後、オートマチックロックに進化していく。
カレッジリング
アメリカでは、ハイスクール・カレッジを中心に卒業の記念として作られています。スクールマークやカリキュラム、スポーツなどのデザインが刻まれています。年代が古い有名カレッジの物やミリタリー物などは特にレアでコレクターズアイテムとしても人気があります。
カンヌキ
バーダックともいわれる。ジーンズのバックポケットの縁に施された、太い糸を用いた補強的なステッチのこと。廃止された隠しリベットに代わり採用された。リベットと同等の強度を持つ。
ギミーブック
1940年代後期〜1960年代頃までブルーベル社の製品におまけとして付属していた小冊子で、当時は50種類以上も発行されていた。内容は様々だが、ロデオシリーズというショートコミックが、中でも人気が高い。コレクターアイテムとしても有名。
生成り
手を加えてないこと。特に、糸や布地などの、さらさないままのもの。
キルティング(Quilting)
キルティングとは、布と布との間に綿をはさみ込み、ミシン又は手で縫って、一枚の布にする事をいいます。防寒用品として発案されたのが始まりで、元々は裏地として扱われていましたが、近年ではジャンパーやダウンベストなど表地にも使われて、布地の凹凸感に新しい意匠効果を現す生地として注目されています。
ギャバジン
表面に右上がりの細くて梳毛織物の一種。生地は比較的薄いのですが耐久性に富み、組織の関係上、風雨をよくしのぎます。50年代頃のSHIRTSやJACKETによく使われています。
キャントバステム
1851年に創業したエローサー・ハイマンによって誕生。労働衣料をメインに生産を続けていた。1946年、Leeに会社は買収されるが、その後もブランドネームだけは残されていた。
ギャランティ
1960年頃まで、リーバイス・ジーンズの革パッチ、紙パッチには「Every Garment Guaranteed」という文字が記され、商品の品質保証をしていた。破れた場合は新品と交換することを保証するギャランティ・チケットが、フラッシャーとともに付けられていたこともある。商品の品質の高さに対する、リーバイス社の自信の現れである。
クロッチリベット
通称「股リベット」といわれ、股部分の補強の為に付けられていた。馬の鞍など物を傷つけるという理由から廃止された。リーバイス社は、1942年にこれを廃止したが、Leeは戦後もしばらくは採用していた。
クラウンジッパー
ミリタリージャケットによく使われる。ダイキャストと呼ばれる特殊な製法、ハイヒール型の美しい設計、そして独自のスプリングロック機構などはジッパーを工芸品とした理念からの構造。
グリッパー(GRIPPER)
Lee 101 ZやLEVI 'S 501ZXXなど初期ジッパージーンズによく見られるグリッパーは、スコービル社の1ブランドで、VINTAGEジーンズの基準にもなっている。
黒タグ
Lee 101のウエスト内側に付く織りネームの事。1950年代に登場し、センター黒タグ、サイド黒タグとある。これ以前は赤タグとなる。
ケミカルウォッシュ
生地の色落ちを促進する薬品とともにジーンズを洗うこと。新品でも使い込んだ雰囲気を作り出すことが出来る。一般的にケミカルウォッシュというと、悪い色落ちを想像するが、ストーンウォッシュとの組み合わせにより、極めて自然な色落ちが可能になった。
月桂樹ボタン
ジーンズのトップボタンにはブランド名が刻印されているのが普通。しかし、第2次世界大戦下のアメリカでは物資不足を理由に、既製品のボタンを使用する事が勧告された。大戦モデルと呼ばれる第2次世界大世界大戦中に生産されたジーンズに特徴的に見られるボタン。
コーティング(Coating)
コーティングとは、塗りつける事を意味し布地の表面効果加工の事を言います。光沢と表面の保護が意識されています。
コーデュロイ(Corduroy)
縦方向に、毛羽の畝があるヨコパイル織物です。コットン以外の織維ではうまくできない織物です。保温性が優れていますので秋冬の衣料に適しています。
ゴアテックス (GORE-TEX)
1969年にロバート・ゴア博士が開発した素材。フッ素樹脂のPTFEフィルムとポリウレタンポリマーを複合化した、水滴の約2万分の1、水蒸気の約700倍のサイズが開いた極薄のフィルムを生地と生地の間にはさむことにより、雨は防ぐけれど湿気は逃すという画期的な機能。
コインポケット
パンツの前ポケットの内側に設けられた小さなポケット。本来は懐中時計を入れる為のものだが、のちに腕時計の時代になりこう呼ばれるようになった。
コットン (COTTON)
木綿。綿布。綿糸。
コの字留め
ジッパーの最上部に施された、コの字型の止め金具。1940年代以前に見られる特徴的なパーツ。
コンマ(CONMER)
'30年代後半よりA-2などフライトジャケットに多く採用され、'50〜'60年代頃には約70%ものシェアを誇っていたという


up



[ サ ] 行

サイレントW
ラングラーのジーンズのヒップポケットやジャケット、シャツなどの胸ポケットに縫われたステッチ。これはラングラーの頭文字であるアルファベットの「W」の文字を表しているステッチの愛称。
サテン
朱子織とも呼ばれます。経糸と緯糸の接点にある一定の間隔に配置した、経糸または緯糸の浮きが多い朱子織組織の織物です。スカジャンに多く使われています。
サドルマン
リーバイス社のサドル(鞍)をかついだカウボーイのキャラクター。さまざまな素材で作られた人形はLeeのバディー・リーと並ぶコレクターズアイテム。また、同社のブーツカットはサドルマン・ジーンズの愛称でも呼ばれる。

三角ステッチ
VINTAGEタイプの501のウエストバンドのフロントに見られる縫製仕様。ウエストバンドの上部からフライ部まで縫製した糸がボタン部まで返し縫いがされている。その形状が三角を描くことから「三角ステッチ」と呼ばれている。

サンフォライズド
デニム生地の縮みを解消するために考案された防縮加工。発明者のサンフォード・クルエットの名前に由来する。この発明によりジッパーフライのジーンズが本格的に生産されるようになった。アメリカのクルエット・ビーボディ社が1933年に特許を所得。

シアサッカー(綿)
縦の方向に、波状の凹凸のある部分と平らな部分とが、縞を現した織物です。肌にべとつかず清潔感があり、着心地がよく、波状の縞によってしわになりにくいので洗濯してもアイロンの必要がありません。アロハシャツ等に使われてます。

J・Cペニー (J.C PENNEY)
3大ストアブランドの最大手。創業は、1902年、ジェームス・C・ペニーが開いたゴールデン・ルール・ストアが前進。1963年、にカタログ販売開始。主な系列ブランドは、「BIG MAC」、「PAY DAY」、「FOREMOST」、「RANCHCRAFT」、「TOWNCRAFT」。
シアーズローバック (SEARS ROEBUCK)
3大ストアブランドの一つ。1893年、にカタログ販売開始。主な系列ブランドは、「SEARS」、「HERCULES」、「PILGRIM」、「ROEBUCK」、「WESTERN WEAR」。
ジェルトデニム
1925年にLeeが採用したワークウェア用デニムの固有名詞。動きやすい軽さを持ちながらも、織り密度の工夫により強度をましたデニム素材で、機能性と耐久性を必要不可欠とするワークウェアならではのデニムといえる。
ジッパーフライ
フライとは、ジーンズをはじめとしたスラックス類のフロントのジッパーやボタンを隠す部分のこと。従ってジッパーフライはジッパー仕様のジーンズのフロント部を指すが、ジーンズ用語としてはジッパー仕様のジーンズの総称として使われることが多い。
シェルボタン(貝ボタン)
貝を加工して作ったボタンのこと。1950年代以前のシャツに見られる贅沢なパーツ。
染み込みブリント
生地にしみ込ませてプリントする技術のこと。別名「水性プリント」。塗料がある程度浸透してしまうため、表面上の発色はいまひとつ。しかし、洗い込むほどに色褪せによる見事な風合いを出すのでヴィンテージマニアに支持される。
シングルステッチ
生地表面と裏面に現れるステッチが1本の糸であることから、チェーンステッチと区別して呼ばれる縫製方法。実際には、下糸と上糸で縫製されており、ほつれに強いのが特徴。リーバイスの501の「66」モデルでは、バックポケット裏の縫製がシングルステッチ仕様の方が古く、「66シングル」と呼ばれる。
シンチバック
シンチベルトとも言う。ジーンズの背面に付けられたベルトで、ウエストを調節する機能を目的に考案されたディテール。フィット技術が未熟だった時代は、ジーンズだけでなくスラックスなどボトムス全般に付けられていた。デニムジャケットの古い製品にも見られる。1940年代中頃から徐々に廃止されていく。
シャーリング
ジャケットのウエスト裏などにゴムを配し、伸縮性をもたせてフィット間の向上を狙った物。Wranglerのジャケットによく使われる。
ショートホーン
'40後期〜'50年代頃のリーバイスウエスタンウェアに付けられたラベルデザインの名称。短い角の牛が描かれていることからこの名が。3種類のパターンが存在し、それ以前はロングホーンのデザインとなっている。
シャンブレー(CHAMBRAY)
経に色糸、緯に晒し糸または経糸と違った色糸を用いて平織した織物で、布面の霜降り風の味わいが特徴となっています。ワークシャツなどに多く見られます。
霜ふり
スウェットによく見かける霜が降ったように要所要所が白っぽくなっいてる布地を指す意味。
スイート・オール(SWEET ORR)
1871年に誕生したワークブランド。トレードマークはタグ・ボタン等にデザインされている「Tug-O-War」(6人の男でも引き裂くことが出来ない)だ。1950年代に消滅したようだが、1970年代には復興し今でも古着マニアの間では人気がある。
スコービル社
「リベット」・「ジッパー」・「ボタン」など、ジーンズになくてはならないパーツを製造している会社。1802年、コネチカット州でスコービル・マニファクチャリング・カンパニーの名でユニオン形態で創業を開始した。スタート時は、米軍にジュピターと呼ばれる鈴ボタンなどを納入していた。以後も軍に対する納入は継続していくが、1900年代初頭からリベット・トップボタン・ジッパーなどの製造を始めたことにより、リーバイス・リー・ラングラーを始めとしたジーンズブランドにも納入を開始し、今に至っている。
スカジャン
発祥の地は日本。正式名称は「スーベニアジャケット」。第二次世界大戦後、各地に駐留した米軍が記念に持ち帰った物。その為、日本だけでも沖縄や立川、世界ではヨーロッパやアラスカ、ベトナム、朝鮮といったようにさまざまなネームが入っている物もある。素材はサテンや別珍などを使いリバーシブルになっている物がほとんど。
ステューシー
1980年、南カリフォルニアでShawn Stussy(ショーン・ステューシー)によって設立されたブランド。ステューシーが自分たちがの着たいTシャツを自分と仲間のために作ったのが始まり。独特の字体が「ショーンフォント」として注目を集め、80年代サーフブランドとして人気を博し90年代にはミュージックシーン等にも波及し、アメリカだけでなくストリートブランドとして世界中に広がっていった。
ストームライダー
「 耐久性の高いデニムジャケットが欲しい 」というカウボーイたちのニーズに応えて作られたのがLee STORMRIDER。裏地にブランケットを使用している。左のSTORMRIDERのタグが付くのは1960年代からで、これ以前は赤タグやハウスマークのタグが付く。
ストーンウォッシュ
軽石に似た特殊な石をジーンズとともに洗濯して、短時間で着込んだ風合いを出す方法。専用の洗濯機が必要で、ケミカルウォッシュと組み合わせる場合が多い。
スブリュース(SPRUCE)
スヌーピー関連のSWEATまたはT-SHIRTSは、ほとんどこの銘柄によるもの。コレクターズアイテムとしても有名。
スライド・アジャスター
オーバーオールのサスペンダーの長さを調整する金属製の尾錠。ボタンは錆止めになっており、耐久性を考慮して作られている。

セミ・オートマチック
引き手を一番下向きにする事でロックされるジッパー。それ以外は解除される。
主に1960年代製。

セットインスリーブ
ボディーに対して垂直に袖を縫いつけた袖型。


up


[ タ ] 行

大戦モデル
第2次大戦中のアメリカでは、物資不足を理由にジーンズにも様々な統制がしかれていた。コインポケットのリベットの省略や糸に代わるペンキステッチなどの使用が代表的。戦前、戦後のジーンズとはディテールを異にするために大戦モデルという呼び名が生まれた。LEVI 'S 501やLee 101の大戦モデルが有名。
タイダイ染め
タイ(Tie=縛る)・ダイ(Dye=染める)の名前の通り、染料につける時に布を縛ることによっていろんな味のある色合いが魅力の手法。染めの段階が手作業な為、酷似していても同じ物は1本とない。
縦落ち
ジーンズを穿き込んだ時に、生地表面にタテ筋となって現れるアタリのこと。左綾の方がタテ落ちはしやすいが、経糸と緯糸の織り込みが不完全な、当時のシャットル織り機の技術的な低さが生んだ良き産物といえる。

ダブルエックス(XX)
LEVI 'S 501XXに使用されていた、通称「ダブルエックス(XX)」、正式にはダブル・エクストラ・ヘビーという1インチあたり9オンスの強靱なデニム地のこと。生地幅は28インチで合成インディゴが高値だった時代のアメリカでは、サルファー染料をインディゴの代用染料としていたが、XXデニムはインディゴ染料だけで染められていたといわれる。

ダブルステッチ
2本糸で縫製されたステッチ。強度が必要なデニムやワークウェアによく見られる。さらに強度が考慮された3本糸の縫製は、「トリプルステッチ」と呼ばれる。
タータン(Tartan)
タータンは、スコットランドの高原地方で生まれた、色格子縞の総称で、右綾の紡毛織物です。大柄な格子柄の縦横の縞割が同じところが特徴です。色は様々ですが、緑、紺、赤が主なものです。
タロン(TALON)
ジッパーの元祖といわれるメーカー。ジッパーを発明し。1893年に特許所得をした。ジッパーの基本的な構造を完成させ、年代により様々なジッパーを発表してきたが、内蔵スプリングにより自動的にロックするオートマチック機構を持ったTALON 42ジッパーは、特に傑作として評価が高い。

タタキ
ジーンズのもっともポピュラーなリペア方法。穴のあいた部分に裏側からあて布をして、ミシンで何度も往復して穴を埋める。

タタキタグ(Champion)
チャンピオン社のリバースウィーブで、60年代前半のタグを指す。古着業界独特の呼び名。タグの四方を全て縫い込んだ姿が、叩き打ち込んだようにみえるため、この様な名称が付いたと思われる。
ダック
主にワークパンツの布地として使用。麻の太糸を密に平織りした、極めて固く厚いタイプ。古い物では、19世紀のリーバイスウェアでブラウンダック地モデルが確認されている。
単色タグ(Champion)
70年代に製造されていたチャンピオン社のリバースウィーブにつくタグの総称。赤一色なら「赤単」、青一色なら「青単」と呼ばれる。
チェーンステッチ
縫い目の裏側がチェーンの様に繋がっていることから名付けられた縫製方法。上糸同様に下糸にも収納量の少ないボビンではなく糸巻きを使用するため、ボビン交換の手間が省けジーンズの製造工程上では長い直線を仕上げるのにメリットがある。
チェンジボタン
1930年代以前のワークウェア又はミリタケージャケットによくみられるディテールで、洗濯の際に生地を傷めないように取り外し可能なボタンが金属の輪で留められている物をいう。これは、当時の洗濯が洗濯板によるもののため、洗濯機が普及し始めた1940年代以降にはあまりみられないディテールの一つ。
チンストラップ
首部分を留める、台衿と同じ幅のやや飛び出した部分に対する古着業界独特の名称。衿元のバタつきを抑えるためにあった。30年代以前の「ワークシャツ」、「カバーオール」等に多く用いられる。レア度大。
ツーホークマーク
リーバイス・ジーンズのパッチに描かれた2匹の馬がジーンズを引っ張っているイラストのこと。同社のジーンズの頑丈さをアピールしたもので、リーバイス社のトレードマークとなっている。
デニム(Denim)
ジーンズの名称でなじみがあり、洗えば洗うほど味が出てくる丈夫な糸染め織物です。由来は、フランス南部のニームという町からでフランス語で「serge de nmes」サージ デ ニームがデニムにかわったと言われています。
デッドストック
その当時のまま、未使用で残されたもの。当然、中古に比べて貴重ゆえに価格は高い。
ドットボタン
スナップボタン式のボタンの名称。ワークウェアによく使われるが、これは作業中に分厚いグローブをしたままでも着脱が容易に出来るように考慮したディテール。
ドーナツボタン
中央部がくぼんだ形状からこの名が付いた金属製のボタン。Leeのカウボーイパンツなどに用いられ、1940年代中頃までしか見られない貴重なボタン。大戦モデルに採用された安価な月樹ボタンやフラットドーナツボタンもかなりレア。
トリコタグ(Champion)
70年代のタグで、白地に青帯を入れてロゴ部分が白抜き。加えてCの部分に赤を使っている。カラーリングがまるっきりトリコロールである為、この名が付いた。
トリプルステッチ
よりハードな仕事にも耐えうる様に3本針のミシンで縫われたステッチ。カバーオール・シャンブレー・ダンガリーなどに多く見られる。


up


[ ナ ] 行

ナイロン
1935年にアメリカで開発された合成繊維です。なめらかな表面には光沢があり、半透明にみえます。ナイロンの特徴は、耐久性に富んでいること、軽いこと、吸湿性に低いこと、汚れにくいこと、容易に染色出来ることなど多々ありますが、同時に静電気をおびやすく、長時間日光にさらすと、分解が起こり変色したりと強度の低下が起こるという欠点もあります。
ニッケルボタン
リーバイス501の象徴とも言えるシルバー色のボタン。ニッケルメッキの表面加工が施されている。

NAVY
米海軍兵学校のこと。または海軍の意。

猫目ボタン
通し穴の部分に猫の目のような切り込みを入れた形状のボタンを言う。一般的に60年代以前のシャツ等に多い。その他、レタードセーターやジャケット等にも用いられている物もある。




up


[ ハ ] 行

ハウスマーク
40年代以前のLeeのラベルデザインの一つ。三角の家の形をしているところからこの名が付いた。
フェルト(Felt)
フェルトは繊維が互いに絡み合って固まる現象の事であり、その固まって出来た布状の物の名称。古着ではスウェットやT-SHIRTSなどのロゴなどに用いられます。
パッチ
主にジーンズの右後方のウエストバンド部に付けられるブランドを表す。革製が多いが、後年のリーバイスの紙パッチなど素材も多種多様で、それぞれに理由が存在する。例えば、ラングラーに使われているビニール製のパッチは、革製のパッチだと同じ革素材の鞍と癒着してしまうと言う理由から採用され、Leeのビニール製パッチは、革汁で白生地を汚さないようにという目的で開発されている。

ハトメ
30年代以前のジッパー最下部に対するあだ名。エンド部分を布地ごとパンチ穴をあけて留めるさまが鳩の目に似ていることから付いた名前。

バディ・リー
1922年にLeeがリリースした販売促進用の人形。正式にはバディー・リー・ドールといい、1919年のイブニングポスト誌で一般公募され命名された。この約30cmの人形は、ライダース101やオーバーオールなど、様々なLeeのウェアのミニチュアを身につけ、1950年代までLee製品のセールスに貢献した。現存するものはプレミア価格で取り引きされコレクターズアイテムとなっている。
バナー
「Lee」・「Levi 's」・「Wrangler」などがショップで販売促進を目的にデニム・ファブリックを使用して作った長方形のフラッグのこと。ブランド名や時代を感じさせるカウボーイのイラストが描かれていることが多く、ジーンズフリークの間ではコレクターズアイテムとして珍重されている。リーバイスのバナーの場合、約28インチ幅の「XX」デニム原反でつくられている。
ハリヌキリブ
通常のリブが目を細かく編み込んでいるのに対し、編み込むピッチ(速度)を変化させて、一定の所で針を抜くことによりワイドリブが完成。その動作を指して「ハリヌキ」と呼ぶ。1940年代頃のSWEATに多い。
ヒッコリーストライプ
ワークウェアに付着する汚れを目立たなくするために考えられた模様の一種。大きさに種類があり、極細のものはピンヒッコリーと言う。
ヒゲ
ジーンズを穿きこんだ時にモモの付け根に現れる線上のアタリのことで、ヒゲの様に見えることから付いた俗称。穿き込む事により、インディゴ染料の削れた部分と削れない部分のコントラスト(メリハリ)がでてくる。逆に頻繁に洗濯すると、洗濯による脱色部分と穿くことにより生まれる染料の削れた部分のコントラストがなくなりヒゲは出にくくなる。
ピケ
縦方向に太めの畝を織り出した厚手の丈夫な織物。畝の表面は平織りで、その裏側は経糸できつく張られ、畝を盛り上げています。畝をもっと盛り上げる為に、多くは畝の裏に緯芯糸を入れます。古着ではリーバイスのピケが有名。
ピッグE 「BIG-E」
1971年、リーバイスは株式公開に合わせて赤タブのロゴを全て"LEVI 'S"から"Levi 's"という文字に変更した。その為、それ以前の大文字で表記された「LEVI 'S」のロゴを持つタブを「ビッグE」または「キャピタルE」と呼んでいる。

ブーツカット
文字通り、ブーツに合わせるために開発されたシルエット。ブーツは甲の部分が高いのでストレートだと裾がもたつく。そのもたつきを解消するために裾に若干のフレアー感がある。登場は。1970年代初頭でリーバイスの517、リーの200などがブーツカットの始まり。

フラッシャー
ジーンズのヒップポケットに付けられた商品説明書的意味合いの紙製ラベルのこと。製品の素材、形状、特徴などが印刷されている。同じジーンズでも年代によりフラッシャーのデザインも変更しておりコレクターズアイテムとしても珍重されている。

フライングエース
犬小屋の上でゴーグルとスカーフを身に着け、空想の世界でドイツ軍の英雄レッド・バロン(赤い男爵)と大空を舞台に戦いを繰り広げるスヌーピーのこと。同じ人形を使ったパーツの違う、アストロノーツもある。1960年代製。

フリーダムスリーブ
肩から腕への縫い付けが、曲線を描くデザインとなっているパターンを指す呼び名。基本的に縫製は2本針ステッチングによって行う。腕の動きがより自由になるように工夫された物。40年代〜50年代のSWEATによく見られる。

フリンジ
ウエスタン調のSUEDE JACKETやVESTなどの袖やヨークの縁に飾られた短冊状の飾りいう

ブランケット
ブランケットは英語で「 毛布 」を意味します。布の両面が毛羽でおおわれている起毛タイプの織物です。羊毛、綿、化学繊維またはその混紡糸を用い、組織または平織組織にし、両面に起毛、縮絨を施します。柄も多く、耐久性に富んでいます。

ブルーベル社(BLUE BELL)
1904年創業のワークウェア老舗がブルーベル社。ベルのトレードマークでおなじみだ。ラングラーがこのブルーベル社からスタートしたのは1947年のこと。そしてその後、ラングラーは「フォー・ウエスタン&カウボーイ」をコンセプトに、リーバイス、リーに並ぶ3大ジーンズブランドとして成長する。マーベリック、デイビークロケットなどもブルーベル社のブランドである。

フラップ
ポケットに付けられたフタ。

ブリ・シュランク
リーバイス社が使用する防縮加工済みデニムの呼び名。正式には、プリ・シュランク・デニムという。「505-0217」の様に品番の後ろに付けられる「02」という素材番号で、未防縮加工と区別される。501に使用される未防縮デニムは、洗って縮め体になじませるという意味で、シュリンク・トゥ・アィットと呼ばれる。こちらの素材番号は「01」。

ヘッドライト(HEAD LIGHT)
1920年代に誕生したと言われるヘッドライトは1960年代にカーハートによって吸収された、約40年間しか操業期間がなかった。その為ヘッドライトは、特に古着マニアの中では人気が高い。質実剛健のワーク気質が残り、往年のインディゴ・デニムならではの味わいに定評がある。

ヘア・オン・ハイド
Leeは1926年に世界初のジッパーフロントを採用した、「Lee 101 Z」を発表した。1936年にはジーンズ専用の工場を設立した。それに合わせてLeeは初のレザーパッチを採用した。当初、カウボーイたちになじみやすいように毛の付いたカウハイドの革にブランド名を焼印した。このことから、このパッチを「ヘア・オン・ハイド」と呼ぶ。

ヘチマ衿
首から胸元にかけて刻みが無く、ヘチマのように丸みを帯びている衿型のことをいう。60年代頃のカレッジスウェットによくみられる。

別珍
別珍は毛羽が布全体をおおっている綿織物です。密度も多く、布自体に柔軟性があります。光沢や色調も美しく、保温性も優れています。スカジャンなどに使われています。

ヘリンボーン
第2次世界大戦以前の米軍用衣料。または、ワークウェアに頻繁に使われていた布地。杉綾の意で、ニシンの背骨に似ていることからこの名がついた。(杉綾織)杉の葉のような縞に織った服地。

ベロア(Velour)
表面にピロードの様な毛羽が一方方向に寝ている、なめらかな編生地で、パイル編地のパイルをカットしてつくられています。肌触りは非常にソフトで保温性にも優れ、美しい深みのある光沢を持っています。

ベルベット(Velvet)
平織か綾織組織であり毛経で毛羽か輪奈を作った織物で、普通は糸染めします。豪華な外見の生地です。

ペンキステッチ
リーバイス501の大戦モデルのヒップポケットにペンキで描かれたステッチのこと。第2次世界大戦の中頃、アメリカ政府は物資の不足のため、不必要な付属品をやめるようにリーバイス社に対して指示をだし、多くの仕様変更が行われた。なかでも特徴的だったのがヒップボケットのアーキュエイトステッチが糸の節約を目的にペンキによるステッチにかわったこと。

ボタンフライ
ボタン留めのフロント部分を指す言葉。ボタンフライ・ジーンズとはリーバイスをはじめしとたボタン留め仕様のジーンズの総称。

ボティーガード
60年代には消滅したプランド。40〜50年代のスウェットは抜群のフィット感がありマニアの中では特に人気のあるブランド。

ポリエステル(Polyester)
1941年イギリスで開発された合成繊維です。特徴はナイロンとよく似ていますが、ナイロンより暖かい感触をもっています。強度、収縮を広範囲に変化させることのできる繊維なので木綿や麻の持つ性質を示すことも、絹や羊毛の性質に似せることもでき、多種の繊維を作り出すこともできます。



up


[ マ ] 行

前V
両Vの後継者として、40年代頃から登場したディテール。それまで、襟ぐりの前後に伸縮の補強が必要とされていたが、綿の性質や編みの技術が向上したため、前部のみフォローするだけで良くなった。両V同様、別布をあてて縫い込んだ「ハメコミ」、生地の上から張り付けて補強する「ハリツケ」、その他Vのラインのみの物と3パターンある。60年代以降、このパーツは徐々に消滅していった。

マチ
シャツの裾部分に補強用として縫いつけられた小さな三角布のこと。60年代以前のシャツに多く見られる。ビンテージシャツを見分ける上で重要なパーツの一つ。

メルトンウール
毛織物を織り上げた後、縮絨(織物の組織を密にする工程)して表面を毛羽で完全におおい、織組織がわからないように仕上げる方法。古着では主に、スタジャンに多く使われています。
メッシュ(Mesh)
目の粗い網状組織のものの総称です。各種の組織を組み合わせたり、変化や応用をして様々な網の目形を作りだしています。通気性に富んだ透孔生地です。メッシュは漁網、ストッキング、スポーツウェアによく使用されます。
モンゴメリーワード
アメリカ3大ストアブランドの一つ。カタログ販売を始めたのは最も古く、1872年。主な系列ブランドは、「BRENT」、「101」、「PIONEER」、「POWR HOUSE」、「HOMESTEADERS」。


up


[ ヤ ] 行

山ポケ
シャツの胸ポイントの上端が、山切りの形になっているタイプを指す呼び名。古いワークシャツのごく一部にしか見られない特徴。レア度大。
ユースモデル
メンズとボーイズの中間に設定されたモデルのこと。リーバイスでは、「501ZXX」のウエスト27インチ〜29インチのものに「504ZXX」、「551ZXX」のウエスト27インチ〜29インチのものに「554ZXX」のロットナンバーをつけてユースモデルとした。ちなみに、ボーイズ版は、18インチ〜26インチで「503ZXX」となる。

ユニオンメイド
ユニオンとはアメリカの労働組合のことで、ユニオンメイドは組合員が作った製品であることを示す。労働組合では、組合を認めないメーカーが作る製品の不買運動を推奨。さらに組合員が作った製品であることを示すラベルをメーカーに販売。現在でもアメリカ製品の内側には、ユニオンメイドを示すラベルが縫いつけられているものが多くみられる。

USAF ( United Steates Air Force )
アメリカ空軍の意。1947年、それまでの陸軍航空隊から名称が変更された。シンボルカラーは、エアフォースブルーと呼ばれる紺青。
USMA ( United Steates Military Academy)
エリートを養成する米陸軍士官学校の意。本拠地は、ニューヨーク州南東部に位置するウエストポイント。学校のロゴを入れた前V付きリバースウィーブは、古着の中では人気の商品。
USMC ( United Steates Marine Corps)
アメリカ海兵隊の意。シンボルカラーは、赤×黄。
4本針ステッチ
4本の針、6本の糸を使ったミシンを用いて行う縫製技術。頑丈さと、表面上の凸凹感解消がウリの要素に。ヴィンテージスウェットのディテールを代表するもの。


up


[ ラ ] 行

ライニング
ジャケットやパンツの内張を指す。主に、冬用でウール製の物が多い。
ラグランスリーブ
垂直型の「セットインスリーブ」、曲線型の「フリータ゜ムスリーブ」に対して、襟ぐりから袖下まで斜めに縫い合わせたのが、これ。1950年代頃から普及し始め、現在では最も一般的な縫製技術として定着している。
ラメ(Lame)
ラメは「 金銀箔を置いた 」という仏語で、金銀箔を織り込んだ織物の総称です。高級な物には絹糸、一般の物にはレーヨン糸を用います。手触りはやや硬い感じがし、取り扱いにも注意が必要です。セーターやストッキングなど収縮性を必要とされる物に多く使われています。

ランナーズタグ
チャンピオンのラベルのデザイン。ランナーがゴールインしているところのデザインを採り入れた物。1950年代以前に使われていた。大文字タイプと小文字タイプがある。

リーバイドール
1970年代にリーバイス社から正式に許可を受けた玩具メーカー(Knickerbocker社)が製造したデニムラグドール。男の子と女の子の二種類。大きさは25インチ〜10インチの3種類。タブも赤タブとオレンジタブが存在する。コレクターズアイテムとしても人気がある。
リバースウィーブ
誕生は1934年。発案者は、創業当初からのスタッフであるサム・フリードランド。従来のスウェットシャツが洗濯後、激しい縮みを引き起こしたため、その原因となるタテ織りを横向きに変え、縮みを解消させることに成功。さらに、着心地の良さを追求すべく、両脇にリブ編みを施した。結果として、激しい動きにもスムーズに対応しうる、ゆとりのあるシルエットが成功。4年後には特許を所得し、今日に至るまでデザインを一貫いている。
リベット
ジーンズのフロントポケットやコインポケットの端を補強する金属製の鋲(びょう)のこと。古いタイプになればなるほど、リベット補強された箇所が多い。これは、補強縫製技術の未発達をリベットで解消していたため。ジーンズは、1870年にジェイコブ・デイビスがリーバイスジーンズのオリジンとなるズック地のズボンをリベットで補強したことで始まるが、ジーンズのリベットの原型は馬のサドルやテントなどの補強に使われていた鋲だともいわれている。スコービル社製のリベットが有名。
両V
1920年代末から使われだしたとされる、スウェットのディテール。前後に伸縮を補強させるためのガゼット(V字の切れ込み)が付けられているため、この様な名称になった。前Vと違ってガゼットがさほど大きくないのが特徴。およそ1950年代前半まで続いたが、技術の向上により無用となった。
リンガーT-SHIRTS
元々は、リンガーネックとは丸首を示す。古着の中では丸首部分とボディとが、別々の色になっている物をリンガーT-SHIRTと呼ぶ。
レイジーS
Leeのヒップポケット縫い込まれたステッチ。1943年に、Levi'sに拠ってアーキュエイトステッチが商標登録されてしまった為、
Leeは新たにバックポケットに施すステッチを作り出さねばなりませんでした。大戦モデルで極稀れにみられる逆のアーキュエイトステッチなどは、それまでの間に苦肉の策として暫定的に入れられていたものと思われます。そこで、カウボーイが牛に押していた焼印のデザインをモチーフとし、レイジーSと呼ばれるステッチが誕生しました。ちなみにこのレイジーSとは横向きのSの意です。
レジスターマーク
ブランドロゴなどの横に記された「R」がレジスターマークで、その名前と形状が商標登録済みであることを示す。リーバイスジーンズの赤タブ、リーやラングラーの革ラベルやブランドタグなどにみられる。商標登録されたものを第3者が無断で使用することは法律で禁止されている。
レーヨン (RAYON)
天然原料を溶解させ、糸状に再生して作った繊維で再生繊維と呼ばれています。レーヨンはガラスのような特有の光沢があるため、多くの場合は艶消しを施します。表面は平らで毛羽はなく耐久性に富んでいます。染色性は非常に優れていますが、型くずれやしわになりやすいという欠点もあります。アロハシャツに多く使われています。
66モデル
1966年頃リーバイスにも、カジュアルスラックス部門の急激な拡張により、工場の能力低下、製品の品質低下を招いた時期があった。その影響が501にも及ぶあたり、社内では品質審査部を設置。需要拡大、大量生産下での品質保持、改良に対応するため多くの仕様変更がなされ、その結果生まれた製品が66モデルである。トップボタン裏の工場認識番号「6」の刻印、アーキュエイトステッチの運針数6目から12目への変更を特徴とするといわれるが、さらにパッチに印字されたA・S・Fの品質管理表示、ビッグEかスモールeか。現在、一般的には「66モデル」とは、トップボタン裏に「6」の刻印が付き、ヒッブポケットの裏の縫い目がシングルステッチまたはチェーンステッチによって区別されたものを言う。
ロングLee
Leeの頭文字の「L」の下部分が、横に長く伸びたロゴデザインを示す言葉。これを刻み込むボタンは1950年代頃まで使われた。


up


[ ワ ] 行

脇割り
広幅デニムの開発により生まれたシーム内側の縫製手法。セルビッチ(赤耳)の代わりに、ロックされた生地端が割り縫いで縫製されていることから、「脇割り」と呼ばれる。脇割り以後は、インターロックによるシーム縫製が主流となる。
ワシントン DEE CEE
現存するアメリカのワークブランド。日本では、1970年代のペインター・ブームでその名を知られるようになった。ブランド名は、文字通りアメリカの首都だが、初代アメリカの大統領のイラストをキャラクターに使うなど、まさにアメリカ的。

ワッフル
主に、フーデッドパーカの裏地に張り付けられた。サーマル地の俗称。サーマルの表面が、焼き菓子のワッフルに似ていることからこう呼ばれた。60年代〜70年代によく見られる。

ワンツー
'70〜'80年代にかけて、チャンピオンのリバースウィーブ及びT-SHIRTSには、88%のコットンに対して、12%のレーヨンを混紡させるケースが多かった。ワンツーとは、その12からとった俗称。特にT-SHIRTSの呼び名として使われることが多い。



up